シムレーション思考・その1.(スポーツ)
シムレーションとは実態を模擬的に創って、実態では都合が悪いこと、あるいは、実態を経験する前に安全その他の為に
模擬的に経験して置こうという技術の事である。
筆者は世界に先駆けて、地震が起きた時の状況を模擬的に発生させる地震シムレーターを世界で初めてある大手建設会社の
要望で創る役割を担うことが出来た。
地震に限らず、”シムレーション” の役割を広く考察してみたい。
”スポーツは昔の人間の闘争本能のガス抜きの行事である” とは、私の恩師・糸川英夫先生が喝破した言葉です。
つまり、殺し合いの”シムレーション”がスポーツで、その”行事”のお蔭で、殺し合わないで、適当に仲良く暮して
行くことが出来るようになった。
ゴルフも相撲もそのような行事の一つなのだが、どうも、我々日本人は割と、生真面目にむきになって、
八百長相撲はけしからんと国を挙げての大騒ぎになってしまう。しかし、裏の実態は、仲良く八百長をやっている。
面白い国民性だと思う。散歩道
ムレーション思考・その2(動物の大きさ)
庭先にちょっと古くなったお米の残りを撒いておいた。朝方、小さな小雀がやってきて、首をかしげながら草の間に撒かれた米粒を
チョコン、ちょこんと啄んでいる。可愛らしい姿だ。
もし、この小雀の大きさが何倍にもなって、体長が1メートルくらい、くちばしが10センチ位になったと想像して見よう。
米粒は2センチくらいの虫だと想像してみよう。なんと恐ろしい光景になってしまう!
つまり、われわれ人間は自分の大きさとの関連で、小さいと自分に危害が加わらないから、可愛らしく感じる余裕があり、
一方、大きくなると、自分にも危害が及ぶ可能性があるので恐ろしく感じるのだ。