埴生の宿

”埴生の宿は、我が宿” 日本に伝わってきたイングランドの哀愁のある歌は、ある年代以上の人たちには今でも広く口ずさまれていると思う。
(be it ever so humble,there's no place like home.)

埴生の宿という日本語の訳は素晴らしい響きである。英語の詩は”発音の流れ” (韻)を揃えるしかない。日本語は漢字の ”模様” と発音の”響き”という二つの仕組みが見た目と響きの両方の美しさを伝えてくれる。

その特徴を生かした素晴らしい訳が、元の原語の詩を上回る感動を与えてくれる。勿論、この詩の内容の素晴らしさと音の流があっての事ではあるが。.