地球温暖化は本当か?

 かねて思っていたことではあるが、地球温暖化と騒いでいるが、本当にその根拠を確かめた人、あるいは、その事を何らかの原本で見た人はいるのだろうか? 殆どが孫引きで、それを受け売りして、大騒ぎをしているのだ。それをしっかりした根拠で書かれいるが、この本、『地球温暖化は本当か?』である。

非常に広い範囲の具体的情報から、冷静に科学的な結論として、そう簡単に温暖化などとはとても言えないと論じている。そのごく一部を紹介する。

1.地球の空気層の厚さは、地球をサッカーボールの大きさとすると、紙一枚の厚さ。そして、地球全体は大きな宇宙と常にエネルギーを交換してるし、特に太陽の影響は桁違いに大きい。
2.最初に地球温暖化を言い出した人はゴダード宇宙科学センターの大気学者ジェイムス・ハンセン。二酸化炭素の影響で難局の氷が解けて大変なことになると、アメリカ議会で証言して、遂に、この地球温暖化説が盛り上がってしまったと言う。

3.南極の面積は、ほぼ日本の38倍。そして、南極の陸地の”棚氷”として浮いている氷が人工衛星の重力観測のデータから、少しずつ解けていると言う報告をコロラド大学女性科学者イサベラ・ヴェリコーニャが発表した。そのデータを元に、地球を細かくますの目に分けてコンピューターでシムレーションして、温暖化の予測をした。その予測の計算は、過去の地球上のデータの延長線だから、太陽をはじめ宇宙とのエネルギー交換のデータは、入っていない。

4.2002年にNASAジェット推進研究所のイアン・ジョーギンらがカナダの人工衛星のデータから、南極の氷は現在でも毎年270億トン増えている事を確認した。そして、温暖化が進めば、その熱により南極の蒸気が増えて、南極に雪が降り、氷の量はかえって増えることになる。現在は南極には雪は殆ど降らない。

限られたデータで全体を予測する事は危険だ。と言うことをこの本は強調している。2007.7.12.散歩道



地球温暖化
、いや、冷却期に入いった

ここ2年間くらい、地球温暖化が始まって、大変だという論説が盛んに報道されている。しかし、どのように温度測定が行われて、計算の根拠はどうなっているかについては殆どの人は知らない。

遠くにある太陽から、ほんの細い一本の線のような光が地球に降り注いで来ている。よく太陽熱利用などという言葉が出てくるが、石油は昔からの太陽熱で出来たものだし、風力利用といっても、その元のエネルギーは太陽熱だし、水力発電も、太陽熱で水が上昇するエネルギーの利用なのだ。昔の人が太陽を神様と仰いだのは感覚的に正しいい反応だと思う。

さて、地球温暖化か、冷却期に入ったかは、簡単には結論が出ない。しかし、温暖化で大変だという議論は、地球の限られた地点の現象を基に、類推して出した結論であって、納得のいく理論的根拠がない。少なくとも、
その根拠の理屈については、新聞テレビなど、全く報道していない。

一寸した理論で結論を出すことなく、謙虚な気持ちで自然現象に向き合わなければならないと思う。散歩道

(2012.3.1.)