被災地:仲良しクラブ

ある外国人記者が 「福島の被災地では、食べ物も着る物も十分にないのに、みんな仲良しクラブに入って、外国ではすぐにおきそうな食料の奪い合いも、殺し合いも起きない!」という絶賛の報道をした。

実情は違うのだが、日本の報道機関は、悪い話はしたがらないのだ。何とかに”蓋”というわけだ。

いっぽう、津波に流されて見失った娘さんを何日も何日もかかけて、ついに泥にうずまった娘さんを探し当てた母親の話。 

奥さんがこの辺にいた筈なんだがと、ポツンと泥になった跡に座り込んでいた人。テレビでは報道されないが、この後、きっと何も食べずに奥さんの後を追った姿が浮かんできて悲しい。しかし、幸せなご夫婦だったと思う。