異常天候というが−−異常という方が異常だ!

おかしい?今年の春。日替わり天気はなぜ?

これは、今朝、3月11日 のテレビの見出しである。最近の激しい気候の変化を
”異常気象”等と表現しているが、誰も、その言葉の奥に潜む ”人間の思い上がり”
に気がつかない。

気象の変化は、基本的には太陽から来るエネルギーによるものである。風力、水力
発電などと言っても、元をたどれば太陽エネルギーからきたものである。石油も
もちろん過去の太陽エネルギーでできたものだ。

人間が住んでいる所の身近な気候は、非常に複雑なプロセスを経て、その場所その場所の
気候が決まってくる。大きなコンピューターを使っても殆ど具体的な予測は難しい。

異常という言葉には、何か基準と離れて良くない、変なと言うニュアンスがある。
気候は太陽が決めてくれるので、”人間の力は及ばないのだ”、という謙虚な気持ちが
必要だと思う。異常などと言っていると、”バチ”があたる。散歩道(2011.3.11.)


このエッセイを3月11日朝にホーム・ぺージに出した、その日の午後に大地震が起きた。私は会社の図書室で、本が300冊くらい飛んできたが、何とか無事に自宅に帰れた。恐ろしい予感が当たってしまい、こんなエッセイを寄稿しなければと、今頃思っています。(2011.5.21.記)